ベトナム人と日本人は意外と似ている？ベトナムと日本の関係や文化を解説

ベトナムと日本の関係は良好で、ベトナムでは多くの人が第二言語として日本語を学んでいます。世界の中でも有数の親日国であり、日本の文化が好きな人も多いです。ベトナムにとって日本は非常になじみが深い国と言えるでしょう。

今回の記事では、ベトナムと日本について

 

・ベトナムと日本の関係の歴史

・ベトナム人における日本語の存在

・ベトナム人と日本人の似ている点

 

3つの点からを解説していきたいと思います。

 

 

・ベトナムと日本の関係の歴史

 

 

 

 

ベトナムと日本は今から48年前の1973年に外交関係を樹立しました。ベトナムと日本は「信頼のパートナー、堅固な安定」という基本方針のもと、両国の友好関係を発展させています、

ODAは日本が最大の支援国であり、ハノイのタンソンニャット国際空港やカントー橋などを始めとした、インフラ施設を建設・支援しています。

また、ベトナムに進出している日系企業の数は現在は2000社ほどで、東南アジア最大規模の数字です。2008年が1000社弱でしたので、約10年で倍になっています。

 

 

 

 

以前はチャイナリスクを危惧した日系企業が、拠点をベトナムに移す、というのが主な進出理由でしたが、現在はIT企業や小売チェーン、個人の飲食店など、幅広い業態の事業者がベトナムに進出してきています。

今年は新型コロナにより、ベトナムも少なからず影響を受けましたが、私達にとっては変わらず魅力的な国であり、ビジネスチャンスがあることには変わりありません。2021年以降もさらに関係が深まることが期待されています。

 

 

・ベトナムにおける日本語の存在

 

 

 

 

冒頭でも触れたように、ベトナムでは日本語を学んでいる方が非常に多いです。

日本語を学ぶのは、

 

・日系企業への就職が収入アップにつながるから

・日本が好きで働くチャンスがあるから

・日本の文化に興味を持ったから

 

といった理由をよく聞きます。

ベトナムでは、外国語を学ぶ = キャリアアップと考えられており、日本語を始め韓国語や中国語の学習をしている方も多いです。大学を出ている方は英語 + 日本語、英語 + 韓国語のようにトリリンガル、マルチリンガルである場合も少なくありません。

 

 

 

 

ハノイやホーチミンには日本語が通じるような日本人客を専門としている飲食店もあり、駐在でくる方にも過ごしやすい国であることは間違いないでしょう。

 

 

・ベトナムと日本の似ている点

 

 

 

 

ベトナムは日本と同様に仏教を信仰している人が多いです。お盆や正月に行う仏教の儀式は日本と共通ですが、ベトナムでは1月1日の新正月よりも、例年2月頃に訪れるテト(Tết)と呼ばれる旧正月の方が重視されます。テト(Tết)シーズンには多くの人が実家に帰り、家族と過ごします。ベトナム人にとってテト(Tết)は一年の中で最も重要な期間です。

テト(Tết)については詳しく書くとボリュームが大きくなるので、別記事で詳しくまとめさせていただきますね。

 

食文化についてもベトナムと日本はよく似ています。主食はお米で、フォーやブンと呼ばれるお米からできている麺は、ベトナム全土で食べられています。味付けも日本人の口に合い食費も安いので、ベトナムに来て私のように太ってしまう方も大勢いらっしゃいます。。笑

 

 

 

 

◆ご飯とおかずを提供するCơm bình dânのお店

 

 

また、食後にお茶を飲む文化もあります。ベトナムでは昼食後、道端で背の低い椅子を並べて、お茶を囲みながらおしゃべりをしている人を多く見かけます。高層ビルの立ち並ぶオフィス街でも見かけるので、初めて見ると物珍しさを感じると思います。

 

そして性格面では、ベトナム人と日本人は、人の目を気にするという点でよく似ています。授業中に1人だけ手をあげるのを躊躇したり、集団の中で目立つことを恐れたり、という意識があります。この点においても、ベトナム人と日本人が合う一つの要因になっているかもしれませんね。

 

 

以上、今回はベトナムと日本の関係や文化についてを解説してきました。今後もベトナムと日本の関係は深まり、さらに発展していくことが期待されています。コロナが落ち着いた際には、多くの皆様がベトナムにお越しになることを、一同心待ちにしております。